後ろにツーブロックを入れるメリットは？おしゃれでカッコいいツーブロックスタイルを紹介！

今やメンズスタイルだけでなくレディースカットにも取り入れられている「ツーブロック」ですが、ツーブロックにもいくつかのカットデザインがあります。

ヘアスタイルのアクセントになるサイドのツーブロックや、ハチ上まで刈り上げた大胆なツーブロックなど、今も多くのデザインが生み出されています。

本記事では、多くのデザインがあるツーブロックの中から後頭部に入れたツーブロックスタイルについて解説します。

本記事で分かること

 ツーブロックとはどんなヘアスタイル？
 後ろにツーブロックを入れるメリット
 ツーブロックスタイルと通常のヘアスタイルの違い
 後ろにツーブロックを入れたヘアスタイルのポイント
 後ろにツーブロックを入れたヘアスタイルカタログ
 スタイリングのポイント
 おすすめのスタイリング剤

定番のツーブロックスタイルですが、カットやスタイリングの違いで印象が変わるので、ぜひポイントを押さえてください。

ツーブロックとは内側を短くカットもしくは刈り上げて、表面の髪の毛を長く残すヘアスタイルのことです。

ツーブロックスタイルは、スッキリとした見た目とメリハリのあるヘアスタイルになることから、メンズスタイルの定番となっています。
内側が短くなることで動きをつけやすくなり、髪の毛が硬く動かしづらい方でもスタイリングがしやすくなるのも特徴です。
カラーリングやパーマを組み合わせることでさらにメリハリを強調できるので、髪の毛の動きが出ない方はぜひ取り入れてください。

ツーブロックスタイルには主に3パターンあります。

①サイドのみを短くするツーブロックスタイル
②後ろの襟足のみを短くするツーブロックスタイル
③サイドと襟足の両方を短くするツーブロックスタイル

この3パターンの中で②の襟足のみを短くするツーブロックスタイルのメリットがいくつかあるのでご紹介します。

清潔感のあるヘアスタイルをつくれる

 襟足を短くすることで清潔感が増し、ビジネスシーンでも違和感のないヘアスタイルをつくれます。

髪の毛の長さによって印象は変わり、ショートスタイルは清潔感を感じさせる印象になるのが一般的です。
特に襟足、耳まわり、前髪などの部分が短くなると一気にさっぱりとした雰囲気になります。

バックにツーブロックを入れたスタイルは襟足を前から見えなくなるほど短く切り込むので、清潔感のあるヘアスタイルにしたい方におすすめです。

絶壁をカバーできる

後頭部が平らで凹凸が少ない頭の形を絶壁といいます。
絶壁の方は横から見たシルエットが悪くなりがちなので、カットに工夫が必要です。

そんな方にも襟足に入れるツーブロックはおすすめできます。
襟足が短くなっているツーブロックスタイルは、襟足がくびれるようになるので必然的に後頭部が出て見えるので絶壁が気にならなくなるでしょう。

また段差がついているので動きが出やすく、スタイリング剤をつけた際に後頭部の髪の毛が目立つのも絶壁をカバーできる要因になります。

ヘアスタイルが長持ちする

ショートヘアは髪の毛が少し伸びただけでもシルエットが崩れてしまうので、1ヵ月を目安にカットし直すのが一般的です。

しかし、ツーブロックスタイルは内側が短くなっているので伸びてきたときも表面との段差は残り、通常のカットに比べシルエットが崩れにくいというメリットがあります。

特に襟足を短くするツーブロックスタイルは、重たくなりがちな後頭部の髪の毛の量が少なくなるので、1ヵ月半ほど経っても気になりづらいです。

身長が高く見える

襟足が短いヘアスタイルに共通して言えることですが、襟足が短くなると全体のバランスが上に上がり身長が高く見えます。

髪の毛の量が多い方は頭が大きくなりがちですが、ツーブロックスタイルにするとボリュームを抑えられて頭が小さく見えるのも身長が高く見える要因です。

低身長に悩んでいる方はぜひ試してみてください。

通常のショートスタイルでも十分カッコいいヘアスタイルはあります。

それでもツーブロックスタイルが広まっているのは普通のショートに比べて前述したようなたくさんのメリットがあるからです。
また、現在はバーバースタイルがトレンドになっているという点からも、刈り上げを取り入れたツーブロックスタイルは手軽にオシャレな雰囲気を出せるといえるでしょう。

普通のショートスタイルに飽きてきた方はツーブロックデザインを取り入れてみると、一気に今っぽい雰囲気を出せます。

バックを短くするツーブロックスタイルを作る際に意識したいポイントをご紹介します。
好みのヘアスタイルを手に入れるためにしっかりとポイントを押さえておきましょう。

バックに入れるツーブロックのポイントは以下のとおりです。

ツーブロックのポイント

 ツーブロックの高さ
 ツーブロックの長さ
 被せる表面の髪の毛の長さ

1つずつ解説します。

ツーブロックの高さ

ツーブロックの高さは横から見たシルエットに関わるポイントです。

ツーブロックの高さが低ければ、ウエイト（重さがたまる位置）が低くなり落ち着いたヘアスタイルになります。
逆に高さが高くなれば、男らしくスポーティーな印象をつくれます。

絶壁に悩む方はツーブロックの高さを高くすると、後頭部のシルエットがキレイに見えるのでおすすめです。

ツーブロックの長さ

ツーブロック部分の長さも印象を左右するポイントです。
ツーブロックは内側の髪の毛を刈り上げてつくりますが、刈り上げの長さも調整できます。

頭皮近くまで刈り上げるなら刈り上げの長さを0〜3㎜、少し長めに残したい方は4〜6㎜くらいを目安に刈り上げるのがいいでしょう。
長さが短くなればワイルドな印象に、長くなればカジュアルな印象になります。

被せる表面の髪の毛の長さ

ツーブロックスタイルは内側の刈り上げだけではなく、表面から被ってくる髪の毛の長さも重要です。

表面の髪の長さを残して、耳にかけてスタイリングしたときにツーブロックが見えるようにしたり、短くしてワイルドなヘアスタイルにしたりと、被ってくる髪の長さはヘアスタイルを決めるポイントなので、スタイリングに応じて考えてもいいでしょう。

後ろにツーブロックを入れたヘアスタイルをまとめました。

同じツーブロックスタイルでも、少しの違いで雰囲気が変わります。
どんなヘアスタイルがあるのか確認してください。

ツーブロックマッシュスタイル

表面を長めに残し丸みをつけたマッシュショートスタイルにツーブロックをプラスしたスタイル。
中性的になりがちなマッシュショートですが、ツーブロックと合わせることでメンズスタイルとして成立しています。後頭部に丸みがくるので絶壁の方でも気になりません。

トップの丸みと襟足のシャープさがメリハリをつくるヘアスタイルです。

ツーブロックソフトモヒカン

モヒカンラインをやや長めに残したソフトモヒカンにツーブロックをプラスしたスタイル。

レイヤースタイルの毛束の動きがツーブロックにより、さらに強調されます。
トップが短くなっていて立ち上がりやすいので、ひし形のキレイなシルエットがつくれるでしょう。

ハチ周りにボリュームが出やすい日本人にはピッタリのヘアスタイルです。

ツーブロックショートレイヤー

ツーブロックに被さる髪の毛は重ためのグラデーションカットを施し、トップにはレイヤーを入れて束感を強調したツーブロックスタイルです。
前髪も重ために残し、カットラインを強調しています。

重ための質感をつくりながら、ツーブロックでボリューム感を抑えているので頭でっかちにならずカッコよく仕上がるでしょう。

ツーブロックスタイルのスタイリングでおすすめの方法をいくつか紹介します。

同じスタイルでも、スタイリングを変えるだけで印象は大きく変わるので、好みのスタイリングを見つけて練習するのがいいでしょう。
何パターンかご紹介するので、気になるものから試してください。

表面の髪の毛を立ち上げたワイルドなスタイリング

ツーブロックスタイルのメリハリを活かして、表面の髪の毛を大胆に立ち上げたスタイリング。
このスタイリングは、表面の髪の毛を短めにしたツーブロックスタイルが適しています。

スタイリング方法は、手の平にハードワックスをムラなく伸ばして、表面の髪の毛に満遍なくつけていきます。
このときに、髪の毛の毛先からつけ始め、その後中間から根元の順で根元を立ち上げるようにつけるのがポイントです。

表面の髪の毛がワックスで立ち上がったら、ボリュームを抑えたいところを手でつぶします。

ハチ周りやこめかみ部分、サイドの髪の毛のボリュームを抑えるとバランスがよくなるので、その3点を中心にバランスを整えましょう。
最後に毛先に束感をつくってシルエットを整えたら完成です。

毛流れをつくり大人っぽく仕上げたビジネスツーブロックスタイリング

アイロンやブローで毛流れをつくったツーブロックスタイリングは、表面の髪の毛が長いツーブロックスタイルにおすすめです。
前髪とサイドの髪の毛を後方に向かって繋がるように流し、艷やかに仕上げましょう。
ベースづくりの方法は、まずブラシやヘアアイロンを使って髪の毛を後ろに流すようにクセづけをします。
さらに、トップにボリュームが出るように根元を起こしていきましょう。

ベースがつくれたらクリームタイプのワックスやバームなどの柔らかく仕上がるスタイリング剤を手の平に馴染ませて、手ぐしを通すようにつけていきます。

ベースの毛流れを崩さないように整えたら完成です。

ウェットな質感でセクシーなツーブロックスタイリング

細かい束感をつくったウェットスタイリングは、パーマをかけたツーブロックスタイルにおすすめです。
スタイリングの方法は、全体的に水で髪の毛を濡らして水分を含ませます。

このときに、根元まで濡らしすぎてしまうとボリューム感がなくなってしまうので、濡らしすぎてしまった場合は根元だけドライヤーで乾かしましょう。
毛先から中間部分が半乾きの状態になったら、グリースやジェルなどの水溶性のスタイリング剤をつけていきます。
水分を含んだパーマはくっきりとしたウェーブがつきセクシーに仕上がるので、ウェットスタイリングが特におすすめです。

スタイリングを簡単にするためにも、髪質に合ったスタイリング剤を選ぶのは重要です。
前述したスタイリング方法にも使えるスタイリング剤を紹介します。

気になるものがあれば、是非手にとってみてください。

モデニカアート　グリース

水溶性のグリースでありながら、ファイバーを配合しているのでワックスのような使い心地のスタイリング剤です。
しっとりした濡れた質感をつくりながら、ワックスのように束感をつくったり、自在な動きを表現できます。
セット力も高いので、ハードスプレーなどを使わなくてもしっかりキープでき、髪の毛が硬いメンズでも安心です。
水溶性なのでシャワーで簡単に落とせるのも嬉しいポイント。

ウェーボ　ジュカーラ　ヘアカスタ 7

猫をモチーフにしたかわいいデザインのクリームワックスです。

柔らかいテクスチャーで伸びが良くつけやすいので、長めのツーブロックスタイルでも毛先までしっとりまとまります。
キープ力も高く、ふんわりとした動きを一日中キープできるでしょう。
ポンプ式の容器で使いやすさもとても良いです。

アリミノメン　ハードバーム

天然由来成分を配合した油分の多いバームタイプのワックスです。
しっかりと油分を補給できるバームですが、重くなりすぎずナチュラルに仕上がります。

手の平に乗せて温めると溶けていく馴染みの良い成分を使っているので、髪の毛に引っかかることなく使いやすいスタイリング剤です。
メンズが使いやすい爽やかな香りで、毎日ストレスなく使えます。

本記事ではメンズスタイルで定番になっているツーブロックスタイルについて紹介しました。

本記事のまとめ

 ツーブロックとはどんなヘアスタイル？
 後ろにツーブロックを入れるメリット
 ツーブロックスタイルと通常のヘアスタイルの違い
 後ろにツーブロックを入れたヘアスタイルのポイント
 後ろにツーブロックを入れたヘアスタイルカタログ
 スタイリングのポイント
 おすすめのスタイリング剤

ツーブロックスタイルは、多くの人が取り入れているデザインなので誰でも試しやすくなってきました。

本記事で紹介したポイントを押さえて、自分の好みに合うヘアスタイルにチャレンジしてください。タイルを手に入れて、生活の質を上げましょう。