丸くまとめられた可愛らしいシルエットの「お団子ヘア」。
子どもっぽくなりがちだと嫌煙していた方もいるかもしれませんが、お団子ヘアは実をいうとさまざまなアレンジ方法があり、自分好みの印象に仕上げられるんです。
お団子ヘアはシニヨンともいわれ、つくり方次第ではアップスタイルのアクセントになったり、大人っぽいヘアスタイルになったりします。
本記事ではお団子ヘアの基本的なつくり方や、印象の違いなどを解説します。
本記事で分かること
お団子ヘアに必要な道具
基本のお団子ヘアのつくり方
お団子の位置による印象の違い
お団子ヘアに使えるヘアアクセサリー
簡単にできるお団子ヘアスタイル集
あなた好みのお団子ヘアを見つけるために、是非本記事を役立ててください。
お団子ヘアに必要な道具
お団子ヘアをつくるためには必要な道具がいくつかあります。
お団子ヘアをつくるために最低限用意したほうがいい道具は以下の4つ。
お団子ヘアのつくり方を覚える前に、まずは道具をそろえましょう。
ヘアゴム
お団子ヘアを丸く固定するために必要になるのがヘアゴムです。
ざっくりとまとめたラフなお団子ヘアをつくるときには、ヘアゴム1つで完成させることもあります。
ヘアゴムは髪の毛の量によって大きさを変えると結びやすくなるので、髪の毛の量が多い方は大きめのゴムを選びましょう。
逆に、髪の毛の量が少ない方は大きすぎるヘアゴムをつかうと、絡げる回数が増えてしまうので小さめのヘアゴムを選びましょう。
伸縮力の高いヘアゴムならさまざまなヘアアレンジに対応しやすくなります。
また、水に強い素材を使えば汗ばむ季節やスポーツ時のヘアアレンジでも問題なく使えるので、1つ持っておくと便利です。
ヘアピン
ヘアゴムだけではキープ力が弱い場合や、お団子の形を整える際に活躍するのがヘアピンです。
ヘアピンはヘアゴムに比べ地肌にしっかりと固定できるので、長時間ヘアアレンジを持続させたいときに必要になります。また、短い髪の毛がパラッと落ちてきてしまうときにヘアピンを使って止めてあげるとスッキリと見せられるので、キッチリとまとめ上げたいときにおすすめです。
飾りのついたヘアピンなら髪の毛の表面に止めても可愛らしく仕上がるので、気に入ったヘアピンを探してみてください。
カールアイロン
毛先をしまって仕上げることが多いお団子ヘアですが、カールアイロンでベースを作ると柔らかい雰囲気をつくれます。
お団子ヘアをつくる前に根元から動きが出るようにカールアイロンを入れ、お団子ヘアをつくった後にカールをつけた部分を引き出すと柔らかい表情を持ったお団子ヘアができるのでおすすめです。
特に髪質が直毛の方は、カールアイロンで丸みを持たせることでお団子ヘアをつくりやすくなるとともに、持続力もアップします。
アップスタイルに使う場合は、26㎜〜32㎜のカールアイロンが使いやすいでしょう。
スタイリング剤
アップスタイルをつくるときにはスタイリング剤は必須です。
まとめるときにスタイリング剤を使わないと、細かい毛が重力で落ちてきてしまい時間とともにだらしなくなってしまいます。
スタイリング剤のベタつく感じが苦手な方は、オイル状のアウトバストリートメントなどをつけるだけでもまとまりが違うので、サラッとした軽いテクスチャーのヘアオイルを選びましょう。
髪の毛が多く、いつも美容室で毛量を減らしてもらっている方は、ファイバー入りのセット力が強いワックスなどがおすすめです。
基本のお団子ヘアのつくり方
必要な道具がそろったら、基本のお団子ヘアのつくり方を覚えましょう。
どのアレンジも、まずは基本の形を覚えなければバリエーションを増やせません。
簡単につくれる基本のお団子ヘアのつくり方をご紹介します。
1.カールアイロンでベースをつくる
根元の立ち上がりや、表面の凹凸はお団子ヘアにする前に作らなければいけません。
結んだあとにボリュームや動きが欲しくなっても、できることが限られてしまうので、仕上がりをイメージしながらカールアイロンでベースを作りましょう。
直毛の方は巻き残しがないように、全体的にカールをつけるのがおすすめです。
2.全体にスタイリング剤をなじませる
お団子ヘアに限らずアップスタイルをつくるときにはスタイリング剤を髪の毛全体になじませましょう。
ワックスやオイルトリートメントを手のひらに伸ばし、髪の毛の中間から毛先を中心に手ぐしを通します。
スタイリング剤をつけたあとに髪の毛をお団子にしていくので、この時点ではボリューム感などを気にしなくても大丈夫です。
3.髪の毛を1つに結ぶ
お団子ヘアをつくるには、まずポニーテールをつくります。
ここでポイントになるのが、毛先のお団子をつくる前に根元を中心に毛束を引き出しておくことです。
カールアイロンを使ってベースをつくった場合は、毛束を引き出すと緩い動きを表現できます。
お団子をつくってから毛束を引き出そうとしても、髪の毛が固定されている状態ではうまくいきません。
1つに結んだ時点である程度の毛束を引き出しておくと、引き出しやすくバランスを整えやすくなります。
4.毛先を折り返しお団子をつくる
ポニーテールをつくったら毛先を折り返し、折り返した部分を広げつつ毛先をしまいゴムで結びましょう。
お団子の大きさは大きければ若々しい印象に、小さければ落ち着いた印象になります。
お団子部分も毛束を引き出してラフに仕上げるとカジュアルな雰囲気をつくれるので、シーンによってつくり方に変化をもたせましょう。
お団子の位置による印象の違い
お団子ヘアは、お団子の位置によって雰囲気が変わります。
高い位置でつくるか、低い位置につくるかによって見た目年齢を±5歳は変えられるでしょう。
それぞれの印象の違いを解説します。
高い位置のお団子ヘア
後頭部よりも高めの位置にお団子をつくると、若々しく活発な印象をつくれます。
周りの目線が高い位置に集まることで、スタイルをよく見せるという効果もあるので、身長が低くヘアスタイルがカッコよくならないと悩む方におすすめです。
また、髪の毛を上に引き上げることにより、皮膚を持ち上げて表情も若々しくなります。
低い位置のお団子ヘア
後頭部よりも低い位置にお団子をつくると、落ち着いた印象をつくれます。
大人っぽいヘアスタイルをつくる際や、着物を着る際におすすめです。
大人の女性は、高い位置にポイントを持ってきてしまうと違和感を抱くことがあるので、後頭部〜盆のくぼあたりにポイントを持ってきましょう。
お団子ヘアに使えるヘアアクセサリー
お団子ヘアは、それだけでも形になるヘアアレンジですが、お団子にプラスしてヘアアクセサリーを使うことでさらに華やかに仕上げられます。
ヘアアクセサリーにはデザイン性の高いものや、パッと目を引く煌びやかなものなどさまざまな種類があるので、自分好みのお団子ヘアがつくれるように選んでみてください。
ヘアクリップ
ヘアクリップは髪の毛を挟んで止めるヘアアクセサリーです。
大小さまざまなヘアクリップを用意しておくと、髪の毛を固定するだけでなくアクセントをつくるヘアアクセサリーとして使えます。
柄が細いヘアクリップでお団子を挟めば、お団子を隠すことなくヘアクリップを活用できるのでおすすめです。
かんざし
お団子に差し込むだけで使えるかんざしは、お団子ヘアと相性抜群です。
かんざしはI字型とU字型があり、U字型の方が髪の毛に絡まりやすく初心者にも扱いやすいかんざしといえます。
お団子ヘアをつくったら、お団子の根元の部分にかんざしを差し込むと和の雰囲気がぐっと高まるので、浴衣などに合わせるヘアアクセサリーとして最適です。
飾りゴム
お団子をつくる際に飾りのついたゴムを使えば、それだけでも華やかさがワンランクアップします。
ゴムの種類も様々なものがあり、シュシュのような柔らかい雰囲気を出せるものや、パールのついた大人っぽいものなど好みに合わせて選べるでしょう。
飾りピン
飾りゴムと同様に、飾りピンも付けるだけでスタイルがまとまるアイテムです。
ピンはボリュームを抑えながら固定できるので、サイドのボリュームが気になる場合などに活躍します。
リボン
ガーリーな雰囲気にしたい場合は、リボンを使ったお団子ヘアを試してみましょう。
リボンを使うと子どもっぽくなってしまうと感じる方も、細めのリボンを使ったり、お団子の位置を低めにしたりすればバランスが取りやすくなります。
簡単にできるお団子ヘアスタイル集
お団子ヘアアレンジを取り入れたヘアスタイルをまとめました。
前述したヘアアクセサリーを使ったお団子ヘアも解説するので、やってみたいお団子ヘアを見つけてください。
ラフな雰囲気のゆるふわお団子ヘア
後頭部よりもやや高めの位置でざっくりとまとめ上げたお団子ヘアです。
ベースの段階で毛先に大きめなカールをつけて、油分が多めなスタイリング剤を馴染ませておきます。
手ぐしでざっくりと後方に髪の毛を集めたら毛先が出るようにループ状にまとめましょう。
毛先を根元にねじりながら巻きつけてゴムで結べばお団子の完成です。
全体的に毛束を引き出しラフな質感をつくり仕上げましょう。
お団子の周りに毛先が出るようにすると、カジュアルな雰囲気がアップします。
艷やかで大人っぽく仕上がるお団子ヘア
髪の毛全体に艶が出るようにオイル系のワックスかバームなどをなじませて、後頭部よりもやや低めの位置で輪結びにします。
その際にもみあげや襟足におくれ毛を出すと抜け感が作れるのでおすすめです。
残った毛先は根元に巻きつけてしまい込み、結んでいたゴムを使い固定します。
仕上げにトップやお団子部分の毛束を引き出していきましょう。
面の艶を見せたいスタイルなので、引き出しすぎず適度なバランスを意識してください。
おくれ毛や前髪をカールアイロンでゆるく巻いたら完成です。
ふわふわした柔らかな動きがキュートなお団子ヘア
くしゃっとした質感でキュートな印象をつくったお団子ヘアです。
ベースづくりはヘアアイロンで大きめなカールをつけるか、ホットカーラーなどで事前に巻いておくのがおすすめです。髪の毛を自在に動かせるようにスタイリング剤はセット力が強いドライワックスを使いましょう。
お団子の位置は低めにつくり、毛束を全体的につくっていきます。
ひし形のシルエットを意識してバランスを見ながら毛束を引き出しましょう。
仕上げにデザインされたピンをお団子部分につけてキュートさをアップさせて完成です。
風になびくリボンがかわいいお団子ヘア
高い位置でふわっとしたお団子をつくり、リボンを巻きつけたリボンお団子ヘアです。
お団子はいろんな方向に毛が向くように、ねじりながらまとめます。
ねじりを加えたお団子は引き出したときに複雑な動きを出してくれるので、手の込んだヘアアレンジに見えるでしょう。毛束を引き出してボリューム感を出したら、根元にリボンを巻き付けて固定します。
シアー素材で透けるリボンを使うと今っぽく仕上がるので、透け感のあるリボンを選ぶのがおすすめです。
リボンの紐を垂らしておくと、髪の毛の毛束の動きと合わさって動いてくれるので、紐の長さもバランスを見て調節しましょう。
編み込みから繋がるお団子でパーティー仕様に
トップにボリュームを出して華やかさをプラスし、編み込みを入れ込んだお団子ヘアです。
サイドはタイトに収まるように、盆のくぼに向って梳かしながらまとめて仮止めをします。
トップはふんわりと高さを出してから編み込み、盆のくぼでサイドの毛と合わせてお団子にしましょう。
編み込みが入るだけでも華やかになりますが、さらにバレッタをプラスして目を惹くパーティーヘアに仕上げます。
お団子ヘアまとめ
本記事では簡単にまとめられるお団子ヘアについてご紹介しました。
本記事のまとめ
お団子ヘアに必要な道具
基本のお団子ヘアのつくり方
お団子の位置による印象の違い
お団子ヘアに使えるヘアアクセサリー
簡単にできるお団子ヘアスタイル集
最近は若者から年配の方までお団子ヘアを取り入れている方が多く見られます。
アレンジ次第でお団子ヘアはどんな方にも対応しやすく、多くのシーンで使えるアップスタイルです。
少ない道具ですぐに試せるので、是非チャレンジしてください。