ヘアアレンジに使う小物は、その用途やデザインによってその都度変えられます。
その中でも、初心者にも扱いやすくデザインも多いのが「ヘアクリップ」です。
ヘアクリップは長い髪の毛をさっとまとめたり、パーティーなどのかしこまったシーンでキッチリとまとめたり、さまざまな使い方ができます。
それでいて難しい技術がいらないので、ヘアアレンジ初心者でも気軽に挑戦できるでしょう。
本記事ではヘアクリップを使ったヘアアレンジについてまとめました。
本記事で分かること
ヘアクリップの種類一例
ヘアクリップが似合う人の特徴
ヘアクリップでおばさんっぽくならないためのコツ
ヘアクリップを使ったヘアアレンジ
ヘアクリップと併せて使いたいヘアアイテム
「ヘアクリップってどうやって使えばいいの?」という方は、
本記事を参考にして気軽にヘアアレンジを楽しんでください。
ヘアクリップの種類一例
ヘアクリップと一言でいっても、さまざまな種類があります。
髪質や毛量によって使い分けられるように、クリップの特徴と使い方をご紹介します。
バンスクリップ
バンスクリップは両側に歯がついていて髪の毛を挟み込めるようになっているクリップです。
大きさは小さいものから大きいものまでさまざまで、毛量によって大きさを変えるとしっかりと挟めます。
髪の毛をまとめるだけでなく、ヘアアレンジのアクセントに使うこともできるので「まとめたけど、なんかさみしい」という場合にパッと髪の毛に挟みアクセサリー感覚で使えるのもおすすめです。
バレッタ
バレッタはフランス語で「小さな棒」を意味するクリップです。
その名のとおり細めのデザインが多く、髪の毛をまとめる際やヘアアレンジのアクセントに使えます。
バレッタは多くの髪の毛を挟むのには不向きなので、毛量が多い方はハーフアップなどにして毛量を少なく調整するか、髪の毛に引っ掛けるように使うのがおすすめです。
バナナクリップ
バナナクリップはバナナのような細長い形をしたクリップで、髪の毛を左右から挟みこむ形状になっているクリップです。
バンスクリップとの違いは、クリップの片側だけが開くようになっていて、髪の毛を入れ込んで挟むので、バンスクリップに比べ挟める髪の毛の量は少なめになっています。
バナナクリップは縦に使うのが一般的で、頭の丸みにバナナクリップの丸みを合わせるとずり落ちることなくしっかりと止められるでしょう。
ヘアクリップが似合う人の特徴
ヘアクリップは誰でも使いやすいヘアアレンジアイテムですが、その中でもライフスタイルや髪質によってとくに似合いやすいパターンがあるのでご紹介します。
以下のような方がヘアクリップが似合いやすい方の一例です。
髪の量が多すぎず、柔らかい髪質の方
シンプルなスタイルが好きな方
ミディアムからロングレングスの方
アップスタイルが好きな方
季節やシーンによって印象を変えたい方
ストレスなくヘアアレンジを楽しみたい方
1つずつ解説します。
髪の量が多すぎず、柔らかい髪質の方
クリップは髪の毛を挟んでまとめるヘアアイテムなので、毛量が多すぎると髪の毛を挟みきれずにクリップが壊れてしまうことがあります。
クリップだけで止められない場合はヘアゴムと一緒に使うことで止めやすくなりますが、やはり髪の毛の量が多すぎる場合はそれでも止めづらくなってしまうでしょう。
髪の毛の量が多すぎず、なおかつ柔らかめの方はクリップだけでもスッキリとまとまり似合いやすいです。
シンプルなスタイルが好きな方
ヘアクリップは髪の毛を挟んでまとめるヘアアイテムなので、アレンジのバリエーションとしてはそこまで多くありません。
比較的シンプルなまとめ髪が多くなるので、シンプルなスタイルが好きな方におすすめです。
アレンジ自体はシンプルになりがちなので、クリップの柄やデザインを目立つものにすればアクセントとして活きてきます。
ミディアムからロングレングスの方
ヘアクリップは髪の毛をしっかり挟むためにある程度長さがあった方がいいので、レングスはミディアム〜ロングレングスがおすすめです。
ショートヘアの場合はボブスタイルであれば表面をヘアクリップで止めたハーフアップスタイルにできますが、髪の毛はこぼれやすくなります。
ヘアクリップで一日止めていても崩れないヘアアレンジをしたいなら、ミディアムもしくはロングレングスがおすすめです。
アップスタイルが好きな方
アップスタイルを頻繁に行う方は、簡単にまとめ上げられるヘアクリップがピッタリです。
毎日のように髪の毛をまとめ上げるのは負担が大きいですが、ヘアクリップはざっくりとまとめてクリップで挟むだけなので数分あればアップスタイルが完成します。
アップスタイルが好きだけど、編み込みなどの複雑なアレンジは苦手という方にもおすすめです。
季節やシーンによって印象を変えたい方
数多くの種類があるヘアクリップはその日の気分によってデザインを変えることができます。
服装を変えるようにヘアクリップも季節によって使い分けましょう。
小物が変わるとガラッと印象が変わるので、いくつかヘアクリップを用意しておくと使い分けられます。
ストレスなくヘアアレンジを楽しみたい方
ヘアアレンジは負担になってしまうと続きません。
可愛く仕上がったとしてもヘアアレンジに数十分かかってしまったり、簡単だけど垢抜けないアレンジになってしまったりしては意味がないでしょう。
毎日ヘアアレンジを楽しみたい方はヘアクリップのアレンジを覚えるのがおすすめです。
ヘアクリップでおばさんっぽくならないためのコツ
「ヘアクリップっておばさんがつけてるイメージがあるんだけど、おばさんっぽくなったりしない?」
もしかしたらヘアクリップにこんなイメージを持っている方もいるかもしれません。
たしかに、なんの工夫もせずにヘアクリップを使ってしまうとおばさんっぽくなりがちなのは事実です。
しかし、ポイントを押さえることでオシャレにヘアクリップのアレンジを楽しめます。
ここからはヘアクリップのヘアアレンジでおばさんっぽくならないためのポイントをご紹介します。
適度な抜け感をつくる
髪の毛が長くて邪魔だからといって、キッチリ結くのはおばさん感を出してしまう原因になります。
適度に抜け感をつくるとセクシーさを出しつつ、こなれた雰囲気を作れるでしょう。
前髪や襟足におくれ毛を出し、おくれ毛にウェーブをつけるなどが抜け感をつくるテクニックです。
ただし、おくれ毛を出しすぎるとだらしくなく貧相に見えてしまうので、バランスを意識しましょう。
カールアイロンと組み合わせる
毛先がピンっとしたままでヘアクリップを使うのはあまりおすすめできません。
ストレートよりもカールをつけたほうがヘアアレンジのクオリティーが上がり、若々しい印象をつくれます。
根元から毛先に大きめのカールをつけた後ヘアクリップで挟み、毛束を引き出すようにスタイリングするとふんわりとしたラフな質感になりオシャレ度アップ。
ヘアクリップのデザインで脱おばさん
最後はデザインのポイントです。
ヘアクリップのデザインによっては柄のないシンプルなものもありますが、若々しさを出すのであればデザインの選び方も重要になります。
柄の細いメタリックなものやリボンがついたヘアクリップなど、デザイン性の高いものを選んでヘアスタイルのアクセントにするのがおすすめです。
デザインによってはパーティーアレンジに使えるようなフォーマルなものもあるので、好みのヘアクリップを探してみましょう。
ヘアクリップを使ったヘアアレンジのコツ
ヘアクリップを使ったアレンジをまとめたので、実際の作り方を解説します。
ヘアクリップを使ったヘアアレンジは、基本的に難易度が低めなので気軽にチャレンジしてください。
基本のヘアクリップアレンジ
髪の毛を手櫛でざっくりまとめ、耳下あたりの低めの位置でゴムで結びます。
結んだ髪の毛をねじり上げ、そのままヘアクリップで挟み込みましょう。
もみあげと襟足の数カ所におくれ毛を出してゆるく巻いてあげると適度な抜け感がつくれます。
艶やかな質感をつくるためには、オイル系のワックスやトリートメントを使うのがおすすめです。
細めのクリップを使うことで、さらに大人っぽさがアップします。
コンパクトなヘアクリップでつくるハーフアップ
毛量が多いと止めづらくなってしまうヘアクリップですが、ハーフアップにすれば止める毛量が減り、多毛の方でもヘアアレンジがしやすくなります。
毛先には大きめのカールをつけて、まとめたい部分を中心にスタイリング剤をつけましょう。
毛先はドライな質感を残すためにスタイリング剤は控えめに。
ベースをつくったら、耳上の髪の毛を分け取りヘアクリップで止めます。
ハーフアップスタイルはアップスタイルの中ではカジュアルな雰囲気に分類されます。
ヘアクリップのデザインもカジュアルよりのものが相性がいいです。
シニヨンとヘアクリップの合わせ技アップスタイル
ヘアクリップを髪の毛を止めるためではなく、ヘアアクセサリーとして使ったヘアアレンジ。
低い位置で髪の毛を結び、シニヨンの位置を決めます。
髪の毛の面がキレイに出るようにブラシなどを使い、毛流れを整えながらまとめましょう。
キレイに髪の毛をまとめたら毛先に編み目をつくります。
毛先には三つ編みやロープ編みなどで、簡単な編み目ができれば問題ありません。
編み目ができたら丸めながら毛先をしまいシニヨンをつくります。
シニヨンはピンで固定して、バランスを見てヘアクリップをシニヨンに挟みましょう。
面を出して大人っぽく仕上げたいので、毛束は出さずに艶出しスプレーを全体につけて完成です。
ボブでもできる編み込みヘアクリップアレンジ
ワンレンボブスタイルの長く残った表面の髪の毛を編み込んで耳後ろをヘアクリップで止めたシンプルなスタイル。
編み込みはロープ編みで後方にねじってまとめます。
編み込みを入れて止めることでボリュームがタイトになりつつ、普通に耳にかけるよりも動きを出しやすいのが特徴です。
ヘアクリップは小さめのものを使いアクセントにしています。
裾部分には外ハネを入れてカジュアルな印象に。
髪の長さが短い方でも楽しめるヘアアレンジです。
ヘアクリップと併せて使いたいヘアアイテム
ヘアクリップと併せて使うことによってクオリティーが上がるヘアアイテムをご紹介します。
ヘアアレンジは良い道具を揃えてあげるだけでも仕上がりに差が出ます。
気になるものから試してみてください。
シリコンゴム
髪の毛を結うときに手軽に使えるのがシリコンゴムです。
シリコンゴムは伸縮性が高く水に濡れても使えるため、さまざまなシーンで活躍します。
カラーもたくさんあるので、自分の髪の毛の色や明るさによっては使い分けられます。
ゴムで結んだ上からヘアクリップで挟み込むとキープ力アップ。
カールアイロン
先述したおばさんっぽくならないための方法でも紹介しましたが、カールアイロンでベースをつくっておくと垢抜けた印象になりオシャレ度がアップします。
カールアイロンの太さは髪の毛の長さによって変えるのがおすすめです。
太めのヘアアイロンなら大きめのカールを作りやすく、ゆるふわな印象を演出できます。
ヘアオイル
ヘアオイルは髪の毛をカールアイロンで巻く前や、仕上げに束感を作りたいときなど幅広く活用できるアイテムです。
ヘアオイルにも種類がいくつかあり、髪の毛をしっとりとまとめる重めのヘアオイルから、さらっとした自然な質感に仕上げるヘアオイルまで、髪質によって使い分けられます。
ヘアクリップでまとめる際には適度に束感ができるヘアオイルを選ぶと濡れた質感を作りやすく、まとめやすくもなるのでおすすめです。
ヘアクリップの使い方まとめ
本記事ではヘアクリップを使ったヘアアレンジについてまとめました。
本記事のまとめ
ヘアクリップの種類一例
ヘアクリップが似合う人の特徴
ヘアクリップでおばさんっぽくならないためのコツ
ヘアクリップを使ったヘアアレンジ
ヘアクリップと併せて使いたいヘアアイテム
ヘアクリップは使い方を間違えなければオシャレで可愛いヘアアレンジになります。
それでいて難易度が低いので、ヘアアレンジ初心者にも是非チャレンジしてほしいと思います。
本記事を参考にして、素敵なヘアスタイルを探してみましょう。